こんにちは!転勤族専業主婦2児の母あんころもちです。
子供を賢く育てるためにただいま絶賛奮闘中♪
自分の子供がお友達を噛んでしまった!!
・・本当に辛いですよね。
私は2児の母ですが、2人共「噛んだ・噛まれた」と、どちらの親の立場も経験しました。
ですが、お友達を噛んでしまった親の立場のほうが圧倒的に辛かったです。
子供がお友達を噛む!?4歳の息子と乗り越えたときの対応とは?
息子のまめだいふくが当時4歳(幼稚園年少)の頃は、私と2歳上の姉あずきのみならず、お友達を噛むという事が多く悩みに悩みました。
「なんで噛んだらいけないと何度も言ったのにわからないの!?」
「なんとかどうにか噛むをやめさせたい!」
と、私の怒りの気持ちだけを一方的にだけをぶつけていました。
でもそんな事をしても息子は変わらなかった!
発達障害グレーゾーンとして今現在生きる息子への私がしてきた事、その経験を乗り越えたから言える子供への接し方を少し振り返ってみたいと思います。
子供がなぜ人を噛むのか?まずは子供の気持ちや行動を探っていきたいと思います。
子供の人を「噛む」のをやめさせる!
以前にも書きましたが、子供が小さいときにはモノや人を噛むという行為はよくあるそうです。
私が経験してきた幼稚園生活の5年間で言えば、発達障害があるなしに関わらず年少の頃(特に3~4歳)では噛んだ噛まれたは少なからずありました。
ですが、4歳にもなれば親の言う事はある程度分かる年齢。
しかし、わが家のまめだいふくには何度言ってもダメな時期がありました。
私が息子を発達障害と疑い続けてきたのも、人に危害を加える事が多すぎてトラブルだらけだったんです(T_T)
特に噛むという行為、噛みついてくる形相や取り乱し方はわが子ながら恐怖を覚えました。
そしてかなりの痛み。まるで野生の動物そのもの!
私でもそう思うくらいですから、幼稚園に通う子ならばもっと怖いですよね。
ただ、何度言い聞かせても、諭しても、時には怒鳴って、ひっぱたいたとしてもまた繰り返すばかり。
噛むことをやめさせたいのにやめてくれない!
「人を噛むなんてやっぱり発達障害だ!」と決めつけてしまっていました。
ではなぜ息子が人を噛むのか?発達障害だから??しつけが悪いから?
子供が噛みつく本質を探ってみようと思います。
子供が人を噛む本質を探る
なぜ子供は、人を噛むことをするのだろう?
よく聞くのが、親の躾が悪い。愛情不足。発達障害。
実際そういった場合もあるかもしれません。ですがみなんがみんなそうだとも限りません。ごくごく普通の親に育てられていても子供が噛みつくという事もあります。躾がどんなに悪くたって噛まない子はいます。発達障害の子がみんな噛むとも限りません。
娘のあずきがお友達に噛まれた時だって、普段から特になんの問題もないような子だったりしました。
その時はたいてい気持ちを言葉で言えなかった。というのが大きな理由。
まめだいふくの場合は言葉の発達に関しては特に遅くもなく、むしろおしゃべりだと思います。
ですが、気持ちを言葉で表すより先に、手が出て、足が出て、口(噛む)が出てしまうという感じでした。
何度言っても、何をしてもまた繰り返し、どうにもならなかったので私は完全に発達障害を疑っていました(T_T)
発達障害かも!?5歳の男の子を疑い続けた歴史を振り返る!!
今は発達障害グレーゾーンということになっていますけど、だからといってこのままにしてはおけません。
野生動物を放ったままでは危険すぎます!
ではなぜ息子は人を噛んでいたのでしょう?
噛む事がコミュニケーションになっていた
噛む事で相手が反応する。(自分への注目が得られる)
噛むことでなんらかのコミュニケーションの形になってしまっていたのがまめだいふくでした。
実際私がまめだいふくに噛まれていた時、怒りや悔しい等の感情の中身は僕を見てのアピールがほとんど!実は噛むことで注目を得ようとしていたんですね。
詳しくはこちらも御覧ください。
ペアレントトレーニングのやり方①子供の行動に注目してみる!!
噛まれると大人の私でも泣くほど痛いので、私も大げさに反応していた部分はありました。思いっきり噛まれると本当に痛くて・・当時は感情的になっていましたね。
いや、感情的にならざるを得ないです!!ほんとに痛いの!
2・3個の丸いアザが腕にあった時は痛みで腕が上げられないほどでした。
「噛む前に止められないの?」
と思うかもしれませんが、「あ!今噛みそう!」と思う時はまだいいほうで防げない時のほうがほとんどだったんです。
噛む→相手が反応する=コミュニケーション!!
がしっかり息子のコミュニケーションとして定着してしまっていたんです。
噛むことで簡単に注目を得られるものだから、それは頻発しますよね。
「ちゃんと叱ってるし!怒ったけどなんで分からないの!?」
と当時は思っていましたけど、私が息子にちゃんと伝えられてなかったんです。
伝えているつもりでも子供には全く伝わってなかったんですね・・。
噛むことがコミュニケーションとして定着してしまう前にきちんと伝えらていれば違ったかもしれない・・(TдT)
では家庭での対応はどうやってしたらいいのかみていきましょう!
家庭での対応を見直す
子供が噛みつくことに関しては、一回で分かってくれる子以外は多分くせになってしまっています。
くせになっている場合は本当に何度も何度も「噛むことはいけないこと」「噛まないでお口で言おう」と何回も何百も何千と言い聞かせるしかありません。繰り返し繰り返し言い聞かせるしかありません。
「お友達は噛まれて痛いよね?」とか「自分も痛いことをされたらどんな気持ちがする?」とか相手の立場を考えさせるような事も話してみたのですが、当時の息子にはそれが考えられないようでした。
私の経験ですが、
こんな事できるならしたくなかったですけどね。。限界でした。
それよりもまずは、自分の子供の気持ちだけを考えてみる!
- 噛むとという行為のその裏にどんな気持ちが隠れているのかを探ってみる。
- どうしたかったのかを考えてみる。
- 噛まれた時にどんな対応しているか?
- ちゃんといけない事だと子供に伝わっているのか?(感情的に怒りをぶつけてるだけじゃないか)
をもう一度家庭の中で見直していくことが大切です!
- なぜ噛んだのか?
- その時何がいやだったのか?
- どうしたかったのか?
問い詰めるのではなく、全部聞きだす。自分の気持を言葉にして全部吐き出させる。
「そっか。それが嫌だったんだね。わかったよ。」
「でもね、噛むことは絶対いけない事。噛まなくてもお口で言えば分かるよ。」
その時満たされなかった気持ちを一旦吐き出させて、それをまるっと受け止めてあげる。
それから、噛むことはいけないことだという事を冷静に怒鳴らず伝える。
子供の気持ちに寄り添う姿勢が大切だったんですね。
傍目から見たら、
「対応甘すぎる!もっとキツく叱らないからまた噛むんだ」
と思われた方もいるかもしれませんが、もちろん噛むことはいけないことなので、問答無用でダメという気持ちもすごく分かります。
でも息子にはどれもうまくいかなかったからこその対応なのです。
そこでバシーンと顔でもひっぱたいたほうが、「それくらいして当然だ」と周りも自分もきっと安心するでしょう。
実際うちの父親(60代後半)は私のまめだいふくに対する対応は、甘やかしすぎと思っていたようです。
今は少しずつ理解してもらっていますけどね。でもそんな事しても変わりませんでしたよ!
子供も傷つき、もっとしてやろうと火をつけてしまって終わり。良くなんてならなかったですし、親の方も罪悪感いっぱいなだけでした。
こんな事をしてもだれも幸せになりません!
なので勝手に命名(笑)
名付けて北風と太陽方式!
力でなんとかするよりも、我が子の抱えているのもをひとつひとつ剥がしてあげることに重きを置くほうが結果近道でした。
一旦ぜーんぶ出して、受け止めて、冷静かつ毅然とした態度で、「いけないことです。」と叱るほうが伝わりやすかったです!
「うち子に一番合った方法はなにか?どうやったらうちの子が幸せになれるのか?」
をとにかくココを一番に考えて、周りの目は気にせず、この時ばかりは我が子ファースト!心に寄り添ってあげてください。
私がこの対応に行き着いたのは手がつけられなくなってからのこと。
「噛むこと」が許せなくて子供の気持ちなんて全然寄り添えてなかったです。。
あまりに何度も何度もあったので、息子の腕を力いっぱい握りしめながら泣きながら怒鳴っていました。
全然冷静ではなかったです(;´∀`)
私も辛かったけど今思うと息子も辛かったただろうなぁ。。
この対応を私が最初からできてたら、まめだいふくもここまでひどくはなってなかったかもしれないですね。
子供の心の荷物を少しでも取り除く事を優先してみると、成長とともに少しずつですが変わって来ました。
子供を信じるしかない
子供の気持ちに寄り添う事と同時に、もう1つ大切なことがあります。
噛むこと以外の方法があることを伝える!
重要ポイント!
- 「もし嫌なことがあったら先生に伝えにいっていいんだよ」
- 「先生は君のことちゃんと分かってくれるよ」
と噛む以外の方法をちゃんと教えてあげること!と、分かってくれる人がいるということを伝えます!
噛むことがコミュニケーションの一部になってしまっていたまめだいふくには、噛まなくても気持ちは伝えられることを何度も繰り返し言いました。
そして日頃から怒られ慣れていて「誰も僕の気持ちを分かってくれない。」と思っていたので、
「先生やママは味方だよ」「信じているよ」を必ず伝えるようにしました!
だれだって味方がいるって思えるだけで安心しますよね(^^♪
噛むことがくせになってしまっている子は時間がかかるかもしれません。
何度も何度も何度も言ってもダメな時は一度振り返って対応を見直していきましょ!
必ず子供は成長します。
それがゆっくりか、急激かはわかりません。結果がどうなるかも実際分かりません。
「またやったらどうしよう・・」
「もう怖い・・」
私もそんな気持ちでいっぱいでした。希望も持てない!自分の子を信じられない!!
つらいですね。ほんとにつらいです。書いててつらいです。でもあえて書きます!
子育て放棄できますか?
まともな親ならできないはず。
気持ちもすごーくよくわかりますが、でも成長を信じるしかないし、やるしかない!!
でも子育ては今日も明日も待ったなし~(T_T)!!
息子自身も「誰も信じられない」「周りはみんな敵」と思って怯えていたのかもしれないですね。だからやられる前にやっえしまえとなっていたのかもしれません。
そうさせてしまった私にも責任があります。だから私は息子を諦めない!発達障害だろうがなかろうがグレーゾーンだろうが関係ないです。
他の子を危険にさらさない事は我が子を守るためでもあるのです。
時間はかかるかもしれませんができることから少しずつやっていきましょう。
では、ちょっと重くなってしまいましてすみません。おさらいしていきたいと思います!
子供の人を噛むをやめさせる!おさらい
- なぜ子供が噛むのかを考えてみる。
- 噛むことがコミュニケーションの形となっていないか?
- なにがいやだったのか?どうしたかったのか?子供の気持ちを一旦受け止める
- 子供の気持ちを受け止めてから「噛むことは絶対いけない事」を伝わるように言い聞かせる
- 子供の気持ちにまずは寄り添ってみる!
- 噛むこと以外の方法をちゃんと教えてあげる
- 「君の味方だよ」「信じてるよ」を伝えてあげる
- 我が子が幸せになれる方法を一番に考える!
- 子供はかならず成長すると信じる。諦めない!
思いっきり私の体験談でしたが、なんて無知な親だったんでしょうね。
お恥ずかしいばかりです(;´∀`)
この方法が正しかったのか、間違っていたのかは分かりませんが、今言えることは発達障害グレーゾーンの息子まめだいふくは成長しました!!
私を噛むことも、姉を噛むことも、お友達を噛むこともしなくなりました。
実際には、私には噛む素振りを見せることはまだあります・・。ですが、本当にすることはなくなりました。
もしかしたらこの先、強い怒りを覚えた時や何かあった時、また人を噛むことがあるかもしれないと今でも心の何処かでは疑っています。
それを思うととっても怖いです。
でも私は息子を諦めない!時間はかかりましたが成長してきています。
ずっとそのままなんてないですから!
今が一番苦しくて辛いかもしれませんが、子供のすべてを一旦受け止めてあげるのが一番近道だと思います。
明るい未来を進んで生きるために。一緒に前へすすみましょ(*^^*)
記事拝見しました。
凄くためになる記事をありがとうございます。
私は父親なのですが、今まさに5歳の子どもに噛み付かれて怒りが抑えられず怒鳴ってしまったところです。
膝の上で絵本を読み聞かせていたのですが、子どもが本と足の間から体を抜こうとして本が子どもの顔に軽く落ち、パパのせいだ!と怒りはじめたのがきっかけだったのですが、、。
どらかのせいじゃなくて2人とも悪かったことにしない?と話していたところ、ガブリとやられて痛すぎて我慢の糸が切れてしまいました
たしかに、子どもは自分の怒りを言葉では伝わらないと思って噛み付いたんでしょうね。
それがわかっても噛み付かれた後に冷静に話すのはなかなか難しいですね。
あんころもちさんはどんな風にその折り合いをつけていかれたのですか?
本当私にとって子育ては難しいです。
子育ては大変さんコメントありがとうございます。
お気持ちは落ち着かれましたでしょうか?痛いですし疲労感・・でいっぱいですよね。お疲れ様でした。
私と息子のやりとりのようですが、すでに冷静に分析されているし、お子さまの気持ちもわかっていらっしゃるので私とは違います!素晴らしいです。
確かに直後に冷静に話すのはお互いに無理があるかもしれませんね。
物理的な距離と時間をおいてから、その後のフォローに全力をかける!感じでした。。
偉そうに記事を書きましたが未だに怒鳴ってしまうこともあったりします…わかっててもだめな時ってありますよ。
そんな時は子供の方にも私自身にもできた所に目を向ける感じで、ゆるくOK出しちゃいます。
嫌な気持ちに引きずられ過ぎないと、次に進みやすいのかなと思います。
子育ては大変さんの絵本のやりとりの対応でしたら、きっと優しくて真面目なパパさんなんだろうなと想像できました。
子育て本当に大変ですが…お互いに子育て頑張りすぎずに、ゆるーく進みましょう♪大丈夫、必ず子供は成長します。