こんにちは!転勤族専業主婦の2児の母あんころもちです。
子供を賢く育てるためにただいま絶賛奮闘中♪
前回お伝えしたペアレントトレーニングは無視が難しい時は別の許せる行動を見つける!でしたね。こちらかどうぞ
ペアレントトレーニングのやり方⑥無視が難しい‼わが家の実践法
今回のペアレントトレーニングのやり方は効果的な指示の出し方を学んでいきましょう!
「うちの子、言っても言っても全然聞かなくて・・」
なーんてあなた!その指示の出し方ちょっと立ち止まってみて!!
まさか、
- あれやりなさい
- ちゃんとしなさい
- いい加減にしなさーーい!!(怒鳴る)
なんて言ってませんかー??
ドキッ!!全部かも・・
あんころもち
言っても動かないのは、子供にちゃんと伝わってないのかも!?
どんな子供にも通用する効果的な指示の出し方を、さっそく見ていきましょう♪
ペアレントトレーニングのやり方!!効果的に指示を出す方法
子供になにかしてほしい時、またはやらない時どんな言葉をかけているでしょうか?
意外と指示の出し方までは意識していないのではないでしょうか。
- 指示はコミュニケーションの手段です。「~をしなさい」、「~します」と伝える事
- お説教とは違う
- 指示を伝える時は真剣な声と態度で望む必要があり、『私は今あなたにこうしてほしいと思っているんだよ』ということを穏やかに、だけど毅然と伝える事を目指す。
- 真剣に伝える=感情的に訴えたり、大声で怒鳴る必要はない
- 大声で怒鳴ると言った方法でしか指示を出せず、子供も強く指示されたときしか従えなと、いずれ大きくなって親に少々大きな声で指示されても指示に従わなくなるかも
- 怒りの感情でしか動かなくなるのはキケン!
ががーん(゚д゚)!!!もう最終的には怒鳴って子供を動かそうとしていた私。
怒鳴ってるからって真剣さが伝わるわけではないんなんて・・!
では一体どうしたらいいんでしょうか。。。一緒にみていきましょうぅぅぅ。
指示する時はCCQ!
CCQ?( ゚д゚)ポカーン??
それは一体なに??
はじめて聞く言葉の方も多いのではないでしょうか
私もペアレントトレーニングではじめて知ったのでご安心くださいね。
CCQ=穏やかに・近づいて・静かに指示を出すこと
C:Close(クロース)子供にもう少し近づいて
Q:Quiet(クワイエット)声のトーンを抑えて静かに
指示を出すときは常にCCQを意識して、指示を出すことが最大のポイントになります!
では具体的にどんな指示の出し方がいいのか、CCQの5つのポイントを見てみましょう!
- 子どもの注意を引くあなたが子どものそばに行くか、子どもを近くに呼び寄せます。まず子どもの名前を呼びこちらに注意が向いていることを確認してから声をかけます。
- 視線を合わせる子どもに声をかけたら少し間をとってそれからこちらを見るまで待ちます。「こっちむいて~」と子供の視線の高さに合わせて話す。
- 指示は短く具体的にわかりやすく小さい子であればあるほど、短く、具体的に伝える。
- 落ち着いた感じで、きっぱりとした口調で言い切る。「さあ、箱の中におもちゃを入れましょう」など。
- 子供が従おうとしたら25%ルールですぐに褒める
うちの息子まめだいふくも私が呼んで、近づいてしゃがむだけで逃げ出します(笑)
「やばい!なにか言われる!!」
と察するんでしょうね。そんな時は必ず目線を合わせてくれません。
4歳頃だとそれだけで泣いて騒ぐので、指示を出すまでにこちらの心が折れます。
羽交い締めぐらいの勢いで掴んでいないと話すらできないという時がありました。
視線を合わせるのも嫌がる子に対しては強要せず、その子にとって最も話を聞きやすい適度な距離や姿勢をみつけていきましょう!
話をしたくても逃げまどうような場合、私が効果的だったのは、後ろから抱きしめるようなかたちで自分の膝にのせて話をする。
もしくは抱っこだと落ち着いてくれました!視線はあわないですけどね・・
ではCCQが分かったところで、さらに具体的に効果的に指示を出すにはどうしたらいいかみていきます。
指示の出し方のポイント!
もっと効果的に指示の出し方をしていくには、
- 指示を出してから3分間は待つ。(指示を出してから、子供が行動するまで待つ時間が短いことが多い)
- 一度にいくつも指示を出さない。
- 複雑な指示はいくつかの段階に分ける。
- 抽象的な表現や、長々と説明する指示はしない。
3分間て結構長いんです。
あんころもち
私がペアレントトレーニングに参加していたった時、実際に1分間タイムを計って何もしないで待つことをやりました。
実際1分でも長い!!
普段、どんだけ子供の行動を待っていないんだろう。と改めて思いました(;´∀`)
言われたらすぐ取り掛かるのを見たいだけなんです。全然待っていないことに気づきました。
一度3分計測をおすすめします!
また、子供に復唱させるのもいいそうです。
自分で言葉にだしてみると、入ってきやすくなるそう!
ペアレントトレーニングでは、抽象的な表現をしない事は、発達障害の子供に限らず有効だと思います。
「ちゃんとしなさい」では伝わりづらく子供も戸惑ってしまうんです!
あんころもち
では使いがち抽象的フレーズ集をみていきましょう。
指示が伝わらないフレーズ集
NGではないにせよ、伝わらないかつ、言いがちフレーズです!
ドキッとするかも(笑)!!
- ちゃんとしなさい!
漠然とした言い回しでは、どういうことか分からずに戸惑うだけ!伝わりません!!
- 「何する時間だった?」や「今何時だと思っているの?」
発達障害やグレーゾーンの子供だと余計に伝わりづらいと思います。
普通に、「今8時だよ!」とか言われると、イラッとしますからね。
小1の娘、あずきもたまに言ってきます・・٩(๑`^´๑)۶。
- 「片付けてくれる?」や「もう寝る時間じゃないの?」の疑問系
お願いするような言い回しや尋ねる言い方だと、親の真剣さが伝わりにくくなる。
子供によっては「自分で決めていいんだ」と思ってしまい、そこで「やらない」という返事をしたが為に余計怒られた。なんて結果を招く事も・・
つまり、親の方に「NO」がないのならはじめから言わないことです。
- 「今~しないと遅くなってまた~できなくなるよ」と長々説明系
なぜそれをしなければいけないかは指示でなく説明。
お説教・小言と同様全く子供には伝わるどころか、すーっと通り抜ける結果に!!
どうですか?言ってませんか??
あんころもち
では、指示したのにもかかわらず、子供が指示に従わない!!そんな場合をみていきましょう。
子供が指示に従わない!!その時は!?
子供が1回の指示で従うとは限りませんよね。
というか、まず従うことのほうが少ないのでは?!
大前提として、一度で従うことはすごいことだと思っておきましょう。
指示を繰り返す!!
指示に従うまでは少し時間を与えて、しっかり待ってみることも大切!!
イラっとしても落ち着いて・・
- 指示に従わないのなら、視線をそらして、その場から立ち去る!
- 子供が必要と思われる回数、指示を繰り返す。
- もし子供が指示に従った、あるいは従おうとしたらすぐに褒める!
- 指示を繰り返しても従わない時は《警告》を与える
*警告については次回にしっかりご説明しますのでここではスルーします。
わかりやすく予告をする!
予告は、今している活動をもうすぐやめて、他の行動に移らなければならないことを子供に知らせるために行います。
- 予め、子供にわかりやすい回数や時間を示して、今の行動をやめる準備の時間を与える。
- そして時間がきたら、やるべきことをするよう声をかける。
具体的な例でみてみましょう!
5分後
母:「あと5分でTV消しなさい。」
さらに5分後
母:「TVを消しなさい」
子:ブツブツ言いながらもTVを消す!
母:「ちゃんとTV消せたね!えらいよ。ご飯食べよう!」
ここではブツブツ言っているところは無視ですよ!
TVを消せた事を具体的に褒めてますよね!ここがポイントです。
そして、次のご飯を食べるという行動にも誘っているので次の行動に移しやすくしています!参考にしてみてください。
ポイント!
- 「あと5分でごはんだよ」・「あと3回でやめようね」といった予告は、同時に「あと5分や3回やってもいいんだよ。」という許可にもなります!なので子供は行動を切り替える準備ができて、数分後に同じ指示が繰り返されるとき受け入れやすくなるのです!
子供に選択させてみる!
2つ以上の可能性があるやり方を提案して、そのうちの一つを選ばせる方法。
子ども自身が選ぶ権利を与えられるので、命令されるより気持ちよく指示に従えます。
例えば・・
- たくさんのおもちゃが散乱。お片付けしてほしいので指示を出すとき・・
「お片付けしよう!ブロック片付ける?それとも電車を片付ける?」
↓
子供が選べたら、即褒める。
このときはやるかやらないかの選択はNGです!!
前にも書きましたが、親の方にNOがないなら言わない。これ鉄則です!
こう見ると、今までやっていた指示の仕方って子供に伝わりずらいんだなぁというのがわかってきますね。
これだけでも大収穫!やってみることが一番ですよ♪
それでは最後にペアレントトレーニングの効果的な指示の出し方!ここまでのおさらいをしてみましょう!
ペアレントトレーニングのやり方!効果的な指示の出し方のまとめ
- CCQ(穏やかに、近づいて、静かに)を意識して指示を出す
- 声のトーンだけで反応させないように気をつける
- 指示は短く、具体的に!
- 子供の中の時間があるので少し長く待ってみる(3分)
- 子供が必要と思う回数指示を繰り返す
- 予告をする
- 子供に選択させる
- 指示に従えたら、やりだしたら必ず褒める!!
いかがでしたでしょうか?
今回のペアレントトレーニングのやり方は、効果的な指示の出し方についてお伝えしてきました。
指示の出し方を意識してみると、イライラをそのままぶつける事も減ってきたように思います。
うちの子言っても聞かなくて・・なんて場合、もしかしたら指示の出し方で変わるかもしれませんよ!
『お母さんが怒鳴るから動く』のと、『自分から動く』のはちがいますよね。
子供も、自分で納得することができれば気持ちよく動けるかもしれません。
この機会をチャンスにいつもの指示の出し方変えてみませんか??
ポイントは待つことです。
あんころもち
指示はコミュニケーションの手段!
今しかできない親子のコミュニケーション大事にしていきたいですね!
毎度、ペアレントトレーニングは発達障害の子供だけではなく、全ての子供に通用すると思っています!
ぜひ、指示の出し方を意識してみてくださいね~!
次回のペアレントトレーニングのやり方は指示の出し方にも上級テクニックがあるんです!
そちらをお伝えしていきたいと思います!お楽しみに☆